京都記念、人気馬に危険な歴史。むしろ3番、6番人気が好走している (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 人気面で言うと、6番人気の馬にも注目である。なにしろ、過去10年で4度も6番人気の馬が勝っているからだ。

 とはいえ、戦前に6番人気の馬を推測するのは、難しい。そこで、過去に5番人気以上で連対した馬にスポット当てて、それらに共通する点を探ってみたい。

 対象となるのは、2011年のメイショウベルーガ(5番人気2着)、2012年のトレイルブレイザー(5番人気1着)、2013年のトーセンラー(6番人気1着)、2014年のデスペラード(6番人気1着)、2016年のサトノクラウン(6番人気1着)、2017年のスマートレイアー(5番人気2着)、2019年のダンビュライト(6番人気1着)だ。

 これらの戦績を見てみると、すべての馬が重賞を勝っていることがわかった。ということで、人気馬以外の伏兵から、重賞勝利がある馬を推したい。

 候補となるのは、アメリカズカップ(牡6歳)、ガンコ(牡7歳)、クラージュゲリエ(牡4歳)、ドレッドノータス(せん7歳)の4頭だ。

 ここから、さらに絞り込んでいきたい。前述の伏兵馬の中でも、6番人気で勝利した4頭のうち、トーセンラー、サトノクラウン、ダンビュライトは、2、3歳時から重賞で活躍しており、3歳のクラシック競走にも出走している。

 この条件から、4歳まで条件馬だったガンコは外したい。

 なお、過去10年において、半年以上の休養明けでこのレースを勝った馬はない。となると、今回8カ月以上の休み明けとなるクラージュゲリエは、あまりオススメできない。

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