京都記念、人気馬に危険な歴史。むしろ3番、6番人気が好走している (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そして今年も、この先に大目標を見据えた2頭の実績馬が出走する。

 GI秋華賞(10月13日/京都・芝2000m)を勝ったクロノジェネシス(牝4歳)と、GIオークス(5月19日/東京・芝2400m)で2着と奮闘し、秋華賞、ジャパンC(11月24日)という直近2戦のGIでも連続2着に入ったカレンブーケドール(牝4歳)だ。

 この2頭が人気を争いそうだが、過去の例からして、"危険な人気馬"と捉えることもできる。無論、ここではそう捉え、穴狙いに徹することをオススメしたい。

 では、どういった馬を狙えばいいのか。過去10年の結果を参考にして探ってみたい。

 まず、目につくのは、3番人気の強さだ。過去10年で2勝、2着4回、3着1回という好成績を収めている。馬券圏内に入っている数は、各6回ずつにとどまっている1、2番人気を抑えて、最も多い。

京都記念で「2強」崩しが期待されるステイフーリッシュ京都記念で「2強」崩しが期待されるステイフーリッシュ ならば、今年も3番人気になりそうな馬は外せない。そして今年、上記2頭に次ぐ、3番人気に想定されるのは、ステイフーリッシュ(牡5歳)だ。

 前走のGIIアメリカジョッキークラブC(1月26日/中山・芝2200m)では、勝ったブラストワンピースにコンマ2秒差の2着と健闘。そのひと叩きで、今回はさらなる状態アップが見込める。

 また、このレースはリピーターの活躍が多い。ヒルノダムール(2011年=3着、2012年=3着)、トーセンラー(2013年=1着、2014年=2着)、サトノクラウン(2016年=1着、2017年=1着)らが、いい例だ。

 ステイフーリッシュも、昨年のレースでクビ差2着。舞台相性のよさからも、大いに期待したい1頭だ。

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