2020.02.07

京都の重賞は大荒れ中。きさらぎ賞も
「パワー型」3頭が高配当を生む

  • 土屋真光●文 Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 GIIIきさらぎ賞(京都・芝1800m)が2月9日に行なわれる。3歳クラシックへの登竜門と言われるレースだけあって、過去にはサトノダイヤモンドをはじめ、ここで結果を残した馬が数多くクラシックで活躍している。

 ゆえに例年、期待の素質馬が集結。その分、馬券においては比較的固い決着が多い。昨年こそ、3連単で14万円を超える高配当が出たものの、過去10年で3連単が3万円を超えるような好配当をつけたのは、昨年を含めてわずか2回。逆に、5000円以下の低配当にとどまったことが4回もある。

 はたして、今年のレースはどうか。穴党の出番はあるだろうか。

「少頭数になりましたが、波乱の要素は十分にあると思います」と言うのは、日刊スポーツの太田尚樹記者。その根拠については、次のように語る。

「今の京都の芝(馬場)は荒れていて、かなり時計がかかっており、得手不得手がはっきりと出ています。人気馬が思わぬ大敗を喫することも多く、実際に今年の京都・芝で行なわれた重賞は、1番人気が17着、7着、7着、18着と、すべて惨敗しています。これまでの実績にとらわれず、今の馬場への適性を見極めることが重要になりそうです」

 現在の京都の馬場状態については、スポーツニッポンの小田哲也記者も指摘。それによって、影響を受けそうな馬について、こんな見解を示す。

「先週のGIIIシルクロードS(京都・芝1200m)も、良馬場ながら1分9秒台の遅い決着で、時計勝負ではなく、”パワー型”向きの決着でした。とすると、きさらぎ賞も1分49秒台の決着になる可能性が十分にあり、そうした舞台だと、ディープインパクト産駒的なキレが生きないかもしれません」

 また、今回は重賞2着でオープン格付けの馬が2頭いるものの、出走予定の8頭すべてが1勝馬。それぞれ対戦経験がなく、比較が難しいため、意外な馬が台頭することも大いに考えられる。