来春のクラシック候補はいかに?2019年2歳牝馬ランキング
先のGIジャパンC(東京・芝2400m)で、3歳牝馬のカレンブーケドールが2着と奮闘。その上の世代では、GI天皇賞・秋(東京・芝2000m)を快勝したアーモンドアイが「現役最強馬」として圧倒的な存在感を示している。さらにその上の世代でも、ディアドラ、リスグラシューらが国内外の重賞で活躍。ここ最近は毎年のように、牡馬を圧倒する"大物牝馬"が続々と登場している。
3歳牝馬で言えば、カレンブーケドールのほかにも、ラヴズオンリーユーやクロノジェネシス、グランアレグリアに、ダノンファンタジーなど、素質を秘めたメンバーがズラリ。古馬となって、一段と頭角を現す存在が出てきても不思議ではない。
さて、今年の2歳世代はどうか。パソコン競馬ライターの市丸博司氏はこう分析する。
「今年も昨年に引き続き、牝馬のレベルが高い年、と言えるでしょう。現時点で、TF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)で『75』以上をマークした牝馬が28頭います。昨年の同時期は31頭だったので、やや少ないですが、それを補うように、上位5頭は昨年と同じか、やや高い指数を記録。飛躍が期待できる面々が十分にそろっていると言えるのではないでしょうか」
デビュー2戦2勝のリアアメリア ここまででJRAの重賞を勝っているのは、ウーマンズハート(父ハーツクライ)、レシステンシア(父ダイワメジャー)、リアアメリア(父ディープインパクト)。いずれも、2戦2勝の無敗馬だ。そしてその3頭が、12月8日に行なわれるGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)で早くも激突する。
そんな注目のレースを目前にして、現時点での2歳牝馬の『Sportivaオリジナル番付(※)』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、来春のクラシックを目指す2歳牝馬の、現時点における実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。
1 / 5