宝塚記念の穴馬パターンは3つ。
該当する3頭と紅一点で気分爽快だ (3ページ目)
こうしたタイプで今年浮上するのは、スワーヴリチャード(牡5歳)とマカヒキ(牡6歳)。そのうち、ここまでのGIの波乱傾向を踏まえて、より人気薄になりそうなマカヒキをここでは推したい。
同馬は2016年のダービーを制しているが、その後、海外の重賞を勝って以降は未勝利。GIではふた桁着順に沈んだこともあって、長いスランプに陥っている。
それでも、前走のGI大阪杯(3月31日/阪神・芝2000m)では4着に奮闘するなど、いまだ能力の一端は示している。ちょっとしたきっかけで、勝ち負けに加わる可能性は十分にある。マカヒキの復活劇に期待したい。
最後にピックアップしたいのは、牝馬だ。
とにかくこのレースは牝馬が強く、人気薄の大駆けも目立っている。先述したマリアライトやショウナンパンドラの他に、2014年にはヴィルシーナが8番人気で3着に入線し、2015年にはデニムアンドルビーが10番人気で2着に突っ込んできている。
牝馬は混合GIに出走すると、牡馬との比較から人気が落ちやすいが、それを跳ね返すシーンが続出しているのだ。
ということで、今年も紅一点のリスグラシュー(牝5歳)は無視できない。人気になるかもしれないが、押えておくことが重要。それほど、過去のデータは牝馬の好走を示唆しているのだ。
上半期の締めくくり、気分がスカッとするような高配当を手にしたいところ。その手助けをしてくれる馬が、ここに挙げた4頭の中にいてもおかしくない。
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