超万馬券続出のフローラS。腕ぶす「穴党記者」厳選3頭でウハウハだ (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 つまり、スローな流れからの瞬発力勝負になるか、マイペースでいった逃げ馬の粘り込みになるか、そのどちらか。相反する結果になるのですが、このふたつの展開を想定して穴馬をピックアップするのがいいと思います」

 そして坂本記者は、まずは「逃げ馬の粘り込み」の展開を想定して、ジョディー(牝3歳)に注目する。

「GIIIクイーンC(2月11日/東京・芝1600m)では、勝ったクロノジェネシスにコンマ1秒差の3着と好走。そこからさらに2走前の赤松賞(11月18日/東京・芝1600m)では、鼻差の逃げ切り勝ちと、しぶとさと勝負根性が光る馬です」

東京コースを得意とするジョディー東京コースを得意とするジョディー ここまで7戦2勝。そのうち、東京・芝コースでは3戦して2勝、3着1回と相性がいい。

「確かに今回は得意舞台で、自分の形で行ければ、そう簡単には崩れないでしょう。主戦の武藤雅騎手も、『すごく具合がいい。(後ろから)つつかれたほうがいいし、ここも逃げていきたい』と、果敢に逃げ宣言をしています。人気のウィクトーリア(牝3歳)も前にいくと思われますが、よほどの乱ペースにならない限り、ジョディーが粘り込む可能性は高いと見ています」

 次に「瞬発力勝負」になった場合として、坂本記者はペレ(牝3歳)の名前を挙げる。

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