2019.02.23

GI馬5頭が集う中山記念は、
この舞台が最もハマる皐月賞馬が面白い

ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 話題の多かったGIフェブラリーSが終わり、年明けから早くも2カ月が経とうとしています。週中には非常に暖かい日もあって、春の訪れを感じました。そう、春のGIシリーズ開幕まで、まもなくですね。

 そして今週、関東ではGII中山記念(2月24日/中山・芝1800m)が行なわれます。GIシリーズの幕開けを間近に感じさせるのに十分な、豪華なメンバーがそろいました。

 近年は、例年3月末に開催される『ドバイワールドカップデー()』に向かう馬の壮行レースとして認知され、昨年もヴィブロス、それ以前にもリアルスティールやドゥラメンテ、ジャスタウェイなどがここをステップにして、ドバイでの好走につなげています。2011年にここを勝って、GIドバイワールドC(ダート2000m)を制したヴィクトワールピサもまだ記憶に新しいところです。
※UAEのドバイで国際招待競走が開催される日。同日はGIやGIIなど複数の重賞レースが行なわれる。

 また、一昨年から大阪杯(阪神・芝2000m)がGIに昇格。中山記念の勝ち馬には同レースへの優先出走権が与えられるようになり、大阪杯へのトライアルレースといった側面もあります。

 そうした状況にあって、今年もGI馬が5頭も集結。出走頭数は決して多くはありませんが、注目のひと鞍であり、見応えのあるレースになることは間違いないでしょう。

 まず注目は、今や現役ジョッキーの中で”第一人者”という存在にあるクリストフ・ルメール騎手が手綱をとるディアドラ(牝5歳)でしょう。

 今回、昨年のクラシックでルメール騎手が主戦を務めたステルヴィオ(牡4歳)も出走。昨年のGIマイルCS(11月18日/京都・芝1600m)を制した同馬に乗ろうと思えば、乗れたと思います。

 また、ディアドラの次走はGIドバイターフ(芝1800m)の予定。そうです、昨年牝馬三冠を達成し、GIジャパンC(11月25日/東京・芝2400m)も完勝したアーモンドアイが出走予定のレースと同じです。つまり、同馬の主戦ジョッキーであるルメール騎手は、次走でディアドラには乗れないわけです。

 にもかかわらず、ルメール騎手はディアドラを選択。それだけ、この馬の能力を高く評価しているのでしょう。日本のレースにおいては、他のジョッキーには譲りたくないのかもしれませんね。