第1回2歳牝馬ランキング。今年も歴史的な「名牝」が誕生するのか (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO


土屋真光氏(フリーライター)
「デビュー戦(6月3日/東京・芝1600m)の勝ちタイムが1分33秒6、上がり3ハロンが33秒5。それはもう、2歳の6月に行なわれる新馬戦で記録するようなタイムではありません。馬場が速かったとか、前後半のタイム差が2秒4あったとか、そんなことはもはや関係ないほどの次元だと思います。

 しかも、そこで2着に退けたダノンファンタジーのその後の成績を考えれば、現状では『この馬が抜けている』と見て間違いないでしょう」

 2位は、1位のグランアレグリアに新馬戦で後塵を拝したダノンファンタジー。だが、その初戦を除けば、未勝利(9月16日/阪神・芝1600m)、GIIIファンタジーS(11月3日/京都・芝1400m)と2戦連続で楽勝しており、「敵はグランアレグリアのみ」と考えれば、納得の順位と言える。

木南友輔氏(日刊スポーツ記者)
「新馬戦ではグランアレグリアにこそ離されましたが、走破タイムは1分33秒9、上がり3ハロンが33秒7と、この馬の内容も秀逸でした。それだけに、その後に見せた連勝にも驚きはありません。

 アルゼンチン血統にディープインパクトという、サトノダイヤモンド的な配合で、血統は最近のトレンドと言えます。今後の成長力にも期待が持てます」

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