兄ヨシダはアメリカで活躍。「気分屋」シェドゥーヴルはどう化けるか (2ページ目)
兄ヨシダの活躍で、注目度が増しているシェドゥーヴル ヨシダの活躍もあって、一段と注目を集めているシェドゥーヴル。この若駒が持つ能力については、厩舎のスタッフも十分な感触を得ているようだ。関東競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
「調教を担当しているスタッフによれば、『集中してしっかり走ったときは、上質なスピードがある』とのこと。『素質はかなりのもの』と話しています。ただ、乗り手が促しても、やる気を見せなかったり、集中しなかったりということもあって、気難しい面を持ちあわせているようですね」
オルフェーヴル産駒にはよく見られる"気難しさ"。それが、レースでどんな影響を及ぼすのか。シェドゥーヴル陣営の見解については、先述のトラックマンがこう語る。
「スタッフは、『直線できちんとスイッチが入れば、いい伸びを見せてくれそう』と話しています。一方で、普段から逆にスイッチが入りすぎることもあって、レース前にイレ込んでしまわないか、心配しています。
『パドックまではゆったり落ち着き、レースでスイッチが入ればいいんだけど......』と、スタッフは語っていました。(馬券検討においては)ファンも、そこをチェックしたほうがいいかもしれません」
初陣となるのは、12月2日の2歳新馬(中山・芝2000m)。アメリカで異例の活躍を見せるヨシダに続いて、シェドゥーヴルも歴史に名を刻むような存在となれるのか。目前に迫ったスタートの瞬間を楽しみにしたい。
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