穴馬パターンにぴったり合致。エリザベス女王杯は3頭が大仕事するぞ

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 牝馬の頂上決戦となるGIエリザベス女王杯(京都・芝2200m)が11月11日に行なわれる。3歳馬とそれ以上の古馬との、世代間の実力比較が難しいうえ、牝馬限定戦としては数少ない2000mを超えるレースゆえ、予想はなかなか困難を極める。

 そのため、過去10年の結果を振り返ってみても、1番人気はわずか1勝と波乱含みのレースとなっている。2009年には、単勝1.6倍と断然人気の3歳牝馬ブエナビスタが3着に敗戦。11番人気のクィーンスプマンテが大金星を挙げて、2着にも12番人気のテイエムプリキュアが入って、馬連が10万2030円、3連単が154万5760円という高配当をつける歴史的な波乱となった。

 その他にも、2012年には7番人気のレインボーダリアが優勝。2015年には6番人気のマリアライトが人気の各馬を抑えて快勝している。また、2016年には12番人気のシングウィズジョイが2着に、2017年には9番人気のクロコスミアが2着に突っ込んでくるなど、穴馬の台頭も少なくないレースだ。

 秋のGIシリーズは、早くも折り返しを迎えようとしている。後半戦に向けて弾みをつけるためにも、ここでオイシイ馬券をゲットしたいところだ。そこで、過去の傾向をもとにして、一発ありそうな伏兵馬を探し出してみたい。

 まず、過去10年の結果を見てみると、3歳馬と4歳馬が強いことがわかる。3着までに来た30頭のうち、3歳馬は11頭、4歳馬が13頭、5歳馬が5頭、6歳以上の馬は1頭となっている。

 今回、6歳以上のベテラン牝馬が何頭か出走予定だが、基本的には3歳、4歳馬を中心視して、手を伸ばしても「5歳馬まで」というのが、このレースの必勝法と言えるのではないだろうか。

 それを踏まえて、最初に取り上げたいのは、4歳の上がり馬だ。

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