2018.07.21

中京記念は人気馬無視。2頭の5歳牝馬が
「勝つのは私」とライバル宣言

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Yamane Eiichi/AFLO

 7月22日、中京競馬場では3歳以上によるハンデ重賞・GIII中京記念(芝1600m)が行なわれる。先週のGIII函館記念同様、このレースもハンデ戦だけに波乱の傾向が強い。中京競馬場は2012年3月にリニューアルしているため、今回はそれ以降の6年を元に分析していこう。

 過去6年の1番人気馬は7着、10着、10着、7着、10着、3着と、3着が最高で未勝利。さらに2~4番人気馬も未勝利で、勝利しているのは5番人気馬が3勝、6番人気馬が1勝、7番人気馬が2勝と、中穴クラスの馬が勝利を収めている。

昨年のレースも5番人気のウインガニオンが勝利している 2桁人気の馬の台頭も目立っており、2013年に13番人気ミッキードリームが2着、2014年に11番人気の同じくミッキードリームが2着、2015年に13番人気のアルマディヴァンが2着に入り、この3年はいずれも3連単が20万円を超える波乱の結果となっている。今年も1番人気馬は敬遠し、人気薄の馬から狙っていくのがよさそうだ。

 ワントゥワン(牝5/藤岡健一厩舎)はディープインパクト産駒で、母がGIIフィリーズレビューなど重賞4勝のワンカラット、叔母が桜花賞馬ジュエラーという血統。3歳時のOP紅梅S(京都・芝1400m)では後のオークス馬シンハライトとハナ差の2着など、早い時期から高い能力を見せていた馬で、今年2月の雲雀S(東京・芝1400m)を勝ってオープン入りしている。

 GII阪神牝馬S(阪神・芝1600m)12着、GIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)9着と重賞では大敗が続いているが、末脚の破壊力は一級品で、重賞を勝ってもおかしくない存在だ。中京コースでは3戦2勝と得意で、ちょうどこのレースの1年前の長久手特別(1000万下、中京・芝1600m)を勝利している。新馬戦勝ちも3年前の7月25日の中京芝1400mと、夏の中京と相性がいい。