七夕賞であなたの願いを叶えるのは、穴党記者が「短冊に記した4頭」 (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そうした状況にあって、坂本記者はどんな馬場になっても対応できそうな1頭をピックアップする。

「注目したいのは、前走でオープン特別の福島民報杯(4月15日/福島・芝2000m)を勝ったマイネルサージュ(牡6歳)です。ハイペースも味方しましたが、最後に前で粘る実力馬マイスタイルをきっちり差し切ったのは、力がある証拠でしょう。

 そこから、ここに目標を絞った調整で仕上がりもよさそうです。同馬を管理する鹿戸雄一調教師も、『ある程度構えていったほうがいい脚を使える。自分の競馬に徹して』と話しているように、決め手勝負になれば面白いと思います。

 フルゲート割れの手頃な頭数(12頭が出走予定)ですし、重馬場でも、かつて福島の500万特別で2着と好走。やや重のレースでも何度か上位に入っていて、馬場が渋っても対応できると見ています」

 マイネルサージュは前々走でGII中山記念(2月25日/中山・芝1800m)に出走。10頭立ての9着に敗れているものの、勝ったウインブライトとはコンマ5秒差で、GI馬のペルシアンナイト(5着)やヴィブロス(8着)とはほぼ差のない競馬を見せた。重賞勝ちはないものの、一発の可能性は十分に秘めている。

 さらに坂本記者は、「混戦だけに、大穴なら......」ともう1頭、来れば"大波乱間違いなし"という馬の名前を挙げた。

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る