安田記念の伏兵3頭。うち1頭は「くれば遊んで暮らせる」大ボーナス (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 これらの例から狙い目となるのは、GI実績がありながら、低人気にとどまりそうな馬だ。今年は、アエロリット(牝4歳)、サトノアレス(牡4歳)、レッドファルクス(牡7歳)、レーヌミノル(牝4歳)ら、その候補は何頭かいる。

 その中で、今回はサトノアレスをオススメしたい。

復調気配のサトノアレスに一発の期待膨らむ復調気配のサトノアレスに一発の期待膨らむ 同馬は、一昨年のGI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)を制したGI馬。その後、3歳夏まではオープン特別を1勝したのみで、目立った成績は残せなかったが、昨年末くらいから復調気配を見せている。

 3走前のオープン特別で2着と好走すると、続くGIII東京新聞杯(2月4日/東京・芝1600m)で2着、前走のGII京王杯スプリングC(5月12日/東京・芝1400m)でも僅差の3着と、安定した結果を出し続けているのだ。

 それでも今回、善戦しながらも勝ち切れていないこと、他に人気の有力馬が多数出走することから、上位人気を争うほどの存在ではない。まさしく伏兵の一角という評価だが、GIを制した末脚がそろそろ爆発してもおかしくない。

 思えば、先述のグランプリボスとロゴタイプは、いずれも朝日杯FSの覇者。同じ実績を持つサトノアレスへの期待は一層膨らむ。

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