序列が激変、あの馬は急浮上。オークス直前の「3歳牝馬ランキング」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「デビュー戦は2着に終わりましたが、そこから2カ月→3カ月→3カ月のローテーションで、未勝利→シンザン記念→桜花賞と3連勝を飾ったアーモンドアイ。レースを使う3週前あたりから時計を出し始めて、馬なり調整できっちり仕上がるタイプで、成長曲線に見合った調整法のため、まったく無理をしていない印象を受けます。それでいて、これだけのパフォーマンスを出せるのは、『能力の高さ』と言わざるを得ません。

 ロードカナロア産駒だけに、『距離がどうか?』ですが、基本的にオークスはスローペースで折り合い重視という展開になりやすく、上がりが速くなる傾向が強いです。アップダウンの激しいラップを刻まなければ、心配はないでしょう。

 また、パドックからテンションが上がってしまう馬が多いロードカナロア産駒にあって、この馬は常に落ち着き払っていて、オンとオフがしっかりしています。折り合いに絶対の自信を持っており、気性的に舞い上がることもなく、能力をしっかり出し切れるのも心強い限りです。

 ストライドよりは、回転を速める走法。瞬発力勝負で同世代の馬には負けることはないでしょう。ルメール騎手が"トリプルクラウン"を意識する逸材。1位の座は揺るぎません」

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