桜花賞へ「3強」も恐れぬアーモンドアイ。ゆっくり休んで末脚爆発! (3ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 アーモンドアイについては、もうひとつ気になることがある。父が短距離馬のロードカナロア。牝馬クラシック二冠目のGIオークス(5月20日/東京・芝2400m)への舞台適性はどうなのだろうか。

 その点についても、陣営の考えをトラックマンが聞いている。

「陣営としては、『引っかかる面はないので、2000mまでは確実にこなせる』と話しています。残り400mは未知の領域となりますが、『同世代の牝馬同士なら、通用する』と踏んでいるようです。

 かつて、短距離血統のアパパネ(※2010年に3歳牝馬三冠を達成)を、厳しいトレーニングでオークス制覇に導いた厩舎ですからね。そのノウハウを生かして、今回も何らかの手立てを考えているのではないでしょうか」

 まもなく開幕する3歳春のクラシック。変則ローテーションで挑むアーモンドアイは、その檜舞台で輝くことができるのか。初めて対戦するライバルたちとの競演が、今から楽しみでならない。

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