2018.03.17

今年だけ荒れる阪神大賞典。
穴党記者の4頭でトクトク馬券の組み合わせ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 伝統の長距離GI天皇賞・春(4月29日/京都・芝3200m)の前哨戦となる、GII阪神大賞典(阪神・芝3000m)が3月18日に行なわれる。

 3000mという底力が問われる距離のうえ、一線級の馬がここをステップにして天皇賞・春を目指すことが多いため、とにかく”堅い”レースとして知られる。昨年も3連単の配当がわずか740円。過去5年を振り返っても、3連単の最高配当が2015年の8090円と、穴党の出番はほとんどないレースとなっている。

 ところが、今年は少し様子が違う。例年であれば、軸となるGI馬が必ず1頭はいるのに、今年はそういう存在がいないのだ。

 その要因としては、このレースと同様に、これまでは天皇賞・春へのステップレースとされていた大阪杯(4月1日/阪神・芝2000m)が昨年からGIに格上げされ、さらに大阪杯の前日にはドバイワールドカップが開催されて、古馬中距離路線の主力となる有力馬のほとんどが、それらのレースに流れてしまっているからだろう。

 そうした状況にあって、目下人気を集めそうなのは、昨年のGI菊花賞(10月22日/京都・芝3000m)で2着に入ったクリンチャー(牡4歳)と、年末のGIIステイヤーズS(12月2日/中山・芝3600m)で3連覇を遂げたアルバート(牡7歳)である。

 とりわけクリンチャーは、今年の初戦となった前走のGII京都記念(1着。2月11日/京都・芝2200m)で、同世代の皐月賞馬アルアインとダービー馬レイデオロを見事に完封。ここに来て「ひと皮むけた」という高い評価を受けて、1、2の支持を集めることは間違いないだろう。

 だが、この2頭で「絶対ではない」とデイリー馬三郎の吉田順一記者は断言する。