スプリングSは「ひっそり系穴馬3頭」が目立たぬように隠れているぞ (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 さらに、スプリングSでは500万下の勝ち馬だけでなく、2着好走馬が穴を開けるケースも結構ある。

 2011年に8番人気で3着となったステラロッサ、2012年に10番人気で3着に入ったロジメジャーらがそうだ。

 つまり、500万下で2着に敗れた馬でも、そこで僅差の勝負を演じていれば、勝ち馬と同等の力があるということ。持っている素質や展開によって、重賞でも上位に食い込むことができるのだ。

 そんな激走を期待できる馬が今年もいる。マイネルファンロン(牡3歳)である。

 同馬は、前走の500万下特別・フリージア賞(2月17日/東京・芝2000m)で2着。勝ったギベオンとはコンマ1秒差で、勝ちに等しい内容だった。

 また、マイネルファンロンは昨年9月以降、4戦1勝という成績ながら、2着2回、3着1回と大崩れしたことがない。その安定感も大きな魅力だ。

 ある程度の実力を秘めながら、同馬は人気馬の影に完全に隠れてしまっている存在。マークが薄い中、知らぬ間に上位に食い込んでいても不思議はない。

 まもなく始まる春のGIシリーズ。その資金を増やすためにも、ここでぜひともオイシイ馬券をゲットしたいところだ。

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