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中山記念は「そだねー」と納得の
穴馬3頭が金メダル級の激勝を飾る! (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 2017年に7番人気で3着に突っ込んできたロゴタイプも、言わずと知れた皐月賞馬。その前年にもGI安田記念で勝利を挙げるなど、GI通算3勝の実績がありながら、7歳を迎えてその衰えが心配されたのか、低評価にとどまった。

 こうした例から、近走では結果が出ていなくても、重賞実績が豊富なベテランであれば、狙い目となる。

 面白いのは、マルターズアポジー(牡6歳)だ。

気持ちよく逃げれば、一発がありそうなマルターズアポジー気持ちよく逃げれば、一発がありそうなマルターズアポジー 2走前にGIII京成杯オータムハンデ(9月10日/中山・芝1600m)で4着、前走ではGIマイルCS(11月19日/京都・芝1600m)で15着と大敗を喫した。加えて、明け6歳のベテランとなって、人気は下降傾向にある。

 しかし、そうは言っても重賞3勝を誇る実績馬。過去の例からしても、侮れない存在だ。

 前2走は逃げ馬の脆(もろ)さが出た感もあり、自分のペースに持ち込めれば、巻き返しも可能だろう。むしろ、今回のようにマークが薄れたときこそ、怖いのが逃げ馬なのだ。

 続いてピックアップするのは、前述した2010年の大波乱。1着13番人気、2着12番人気という決着は、中山記念の歴史に残る番狂わせだった。

 その2頭の戦績を見てみると、似ている点があることがわかった。

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