桜花賞へ向けオルフェ産駒の評価が激変。3歳牝馬「最新ランキング」 (5ページ目)

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 5位は、前回1位だったロックディスタウン。阪神JFでの惨敗がランクダウンにつながった。それでも、その能力を買う識者は少なくない。

土屋氏
「この馬の場合、札幌2歳S(9月2日/札幌・芝1800m)優勝も評価できますが、それ以上に価値があるのが、新馬戦での勝利です。のちにGIホープフルS(中山・芝2000m)を制したタイムフライヤー(牡3歳)を一蹴。しかも、スローペースだったとはいえ、32秒5という驚異的な上がりタイムをマークしました。

 そんな馬が、阪神JFではレースの上がりが34秒4という中、自身は35秒3と失速しているのですから、何かしら問題を抱えていたことは確か。実力負けとは思えませんから、今後の巻き返しが十分に期待できます」

木南氏
「この馬が勝った新馬戦の2着がタイムフライヤー、3着がシャルドネゴールド(牡3歳。4戦2勝、2着1回、3着1回)。昨夏の新馬戦の中で、最もレベルが高かったことは間違いありません。札幌2歳Sから直行となった阪神JFは惨敗でしたが、能力は確かなはずです」

 なお、今回ランク入りは逃したものの、6位のプリモシーンは各識者から万遍なく評価を集めた。今後の動向次第では、上位にランクインしてくる可能性も大いにあるだろう。

 その他、クラシック本番に向けて、これからベールを脱ぐ"大物"の登場もあるかもしれない。いよいよ本格化する前哨戦の行方も注意深く見守っていきたい。

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