2018.01.19

堅いAJCCが荒れるとき、
現れるタイプと同じ穴馬が今年も3頭いた

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 実際、マイネルミラノからは大駆けの雰囲気が漂っている。前走の中山金杯は11着とはいえ、出遅れが響いたもの。その状況で勝ち馬からコンマ6秒差なら、むしろ「よくがんばった」という見方もできる。

 さらに、4走前には同条件のGIIオールカマー(2017年9月24日)では難敵相手に4着と健闘。舞台適性は高く、好スタートから自分の競馬ができれば、チャンスは大いにあるはずだ。

 続いて参考にするのは、冒頭でも触れた2014年の2着馬サクラアルディート。こちらはそれまでに重賞勝ちもなく、実績的には見劣る1頭だった。

 だが、GIIIとオープン特別に出走していた直近3走の内容が悪くなかった。着順こそ3走前が6着、2走前が5着、前走が9着だったものの、3走とも勝ち馬からコンマ2~4秒差という僅差での敗戦だった。

 重賞実績がなく、近走の着順に目を奪われて人気は急落していたが、サクラアルディートには重賞で戦える力が着実に備わっていたのだ。同様のタイプが今年のメンバーにいないか探してみると、1頭の馬が浮かび上がった。

 ショウナンバッハ(牡7歳)だ。

 2015年秋にオープン入りしてから重賞戦線で戦ってきているが、いまだに勝ち星はない。しかし、直近の善戦ぶりには特筆すべきものがある。