ダノンプレミアムに続け。
気鋭の厩舎から逸材オールフォーラヴが登場 (2ページ目)
周囲が早くから見染める同馬は、血統的にも目を引くものがある。
オールフォーラヴの母レディアルバローザ 母のレディアルバローザは、現役時代にGIII中山牝馬S(中山・芝1800m)を連覇。GIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)でも3着になるなど、高い能力を示した。
また、近親を見ても、キャトルフィーユ(牝)やエンジェルフェイス(牝5歳)など、重賞ウィナーがいる。安定して活躍馬が出している一族だ。
オールフォーラヴは現在、デビューへ向けて順調に調教を重ねている。その動きからも能力の高さが目につき、スタッフの声のトーンは上がるばかりだという。先述のトラックマンが語る。
「『芝コースで追い切った際の反応もよく、ゲートを出るのもうまい』とスタッフは話していました。『不安要素はほとんどない』とのことですね。気になる点を強いて挙げるなら、牝馬なので少し気性がピリッとしている、ということでしょうか。それさえうまく調整できれば、クラシック戦線に十分に乗っていけると思います」
当初、1月8日の3歳新馬(京都・芝1600m)でデビューする予定だったが、同レースへの登録馬が多く、今回は除外となってしまった。一度仕切り直して、注目の初陣は来週以降になりそうだ。
勢いに乗る厩舎から、またも新たなスター候補が現れるのか。オールフォーラヴのデビュー戦から目が離せない。
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