ロードカナロア初年度産駒、
トゥザフロンティアは「距離も持ちそう」 (3ページ目)
すでに同馬のデビュー戦は決まっており、7月22日の2歳新馬(中京・芝1600m)がその舞台となる予定。管理するのは、兄たちを見てきた池江泰寿厩舎(栗東トレセン/滋賀県)だ。
これだけ早くデビューできるのは、順調に育成が進んだからに他ならない。先述の山内氏も、その点について高評価する。
「すごく素直でおとなしいですし、走っていても引っかかることはありません。操縦性が高い馬ですね。育成でもいいタイムで走っており、とにかく順調に進みました。もう少し闘争心が出れば、さらによくなるはず。デビューが近づいて、本格的な調教が進めば、そうした前向きな姿勢もきっと出てくるでしょう」
種牡馬ロードカナロアの初年度産駒であり、国内屈指の名牝を母に持つトゥザフロンティア。父母のように、新たな歴史をつくることができるのか。その初陣は要チェックである。
3 / 3