安田記念は「東京マイル番長と
不人気6歳」の穴馬4頭でもらった!

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi


東京マイルを得意とするクラレント東京マイルを得意とするクラレント そういう意味では、先に名前が挙がったクラレント(牡8歳)は申し分ない。前走のGII京王杯スプリングC(5月13日/東京・芝1400m)でも11番人気で2着に入って穴をあけた。

 すでに8歳と、年齢的にやや狙いにくい面があるが、その辺りが嫌われて今回も人気が上がりそうもない。勝ち切るだけの力があるかどうかは微妙だが、馬連や3連単のヒモとしては面白い存在ではないだろうか。

 他に、コース適性で名前が浮かぶのは、ブラックスピネル(牡4歳)とヤングマンパワー(牡5歳)だ。2頭とも、ここ最近の東京マイルを舞台とした重賞の覇者である。

 ブラックスピネルは、今年2月の東京新聞杯を逃げ切り勝ち。スローペースを見越して逃げの戦法をとった騎手の好判断が光ったとはいえ、今回も人気が予想されるエアスピネルなどを振り切った地力は大いに評価できる。

 前走のマイラーズCでは4着に敗れたが、ここでは逆にスローペースの中で後方からの競馬となり、ポジションの悪さが影響した。評価を落とすのは早計で、この結果でむしろ人気が落ちるなら、思い切って狙ってみるべきだろう。

 ヤングマンパワーは、昨年10月の富士Sを難敵相手に快勝している。条件馬だったときも東京マイルのレースで好時計を出して勝っており、コースへの適性の高さは相当なもの。こちらも、前走のマイラーズCでは3着だったが、得意舞台に変わって大仕事をやってのけてもおかしくない。

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