オークスの行方がついに見えた!「3歳牝馬ランキング」最終版を発表 (6ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Murata Toshiyuki

 4位は、桜花賞を快勝したレーヌミノル。オークスでは距離延長が課題と見られ、戴冠を果たしながらランキング急上昇とまではいかなかった。

木南氏
「アエロリット(牝3歳)がGINHKマイルC(5月7日/東京・芝1600m)を制覇。クイーンC出走組から、2年連続で勝ち馬が出ました。あの時期の東京マイルをしっかり走れる馬は、その後も信頼できるという証(あかし)。同レースで4着と健闘したレーヌミノルも同様です。そのスピード能力の高さから、オークスの距離は明らかに長いと思いますが、クイーンC好走馬のオークス好走という例は過去にも多く見られ、そこは強調材料になると思います」

本誌競馬班
「桜花賞の勝利を素直に評価したいですね。脚質転換を図って、距離の融通性も増したように思います。オークスでは、再び気楽な立場で臨めそうなのもプラスに働くのではないでしょうか」

 上位4頭とはかなりのポイント差がある5位には2頭がランクイン。オークストライアルのフローラSを制したモズカッチャンと、3着フローレスマジック(牝3歳/父ディープインパクト)が入った。

吉田氏
「ローテーションはタイトながら3連勝という勢いを重視して、距離不安のある桜花賞馬よりもモズカッチャンのほうを上に見ました。ハービンジャー産駒ですが、胴長+脚長のスラッとしたシルエットのうえ、かなりトモ高の体形からすれば、瞬発力勝負を制したのは納得です。折り合いは不問で、距離延長は望むところ。好枠を引いて好位置で競馬ができれば、オークスでもノーチャンスではないと思います」

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