オークスの行方がついに見えた!「3歳牝馬ランキング」最終版を発表 (5ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Murata Toshiyuki

 3位はアドマイヤミヤビ(牝3歳/父ハーツクライ)。桜花賞では見せ場もなく12着と惨敗を喫したが、もともとオークス向きと言われていただけに、大きく評価を落とすことはなかった。

吉田氏
「多少ベタ爪気味とはいえ、桜花賞はあまりにも走らなさすぎ。周りが速かったため、馬群に入れない形が影響したのか、直線を迎えて大外に出してからもまったく伸びてきませんでした。パドックでもテンポよく歩いていて、状態が悪かったとは思えないのですが......。いずれにしろ、クイーンC(2月11日/東京・芝1600m)と百日草特別(2016年11月6日/東京・芝2000m)で見せたパフォーマンスからすれば、東京の2400mでこそ、本領を発揮できるタイプ。今回は遠征競馬になりますが、ソウルスターリング同様、この中間は意欲的な調整を重ねており、最大目標のオークスに向けて巻き返しのお膳立ては整っていると見ています。あとは、馬込みで闘争心を呼び起こす競馬ができれば、自慢の末脚が本番で炸裂するはずです」

市丸氏
「アドマイヤミヤビの桜花賞惨敗は、まずは馬場。次に、ハイペースが影響したのでしょう。この馬は、上がり33秒台で3勝しているように、スローの上がり勝負が一番向いている展開。オークスでは、舞台は府中、距離延長と、この馬にとっていい条件に変わります。もし当日良馬場となれば、最も狙える馬になると考えています」

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