桜花賞まで1カ月。3歳牝馬の頂点を争う「最新ランキング」発表 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Miura Koichi

 1位は、前回に引き続き2歳女王のソウルスターリング(牝3歳/父フランケル)。年が明けてからの出走はなく、前回のポイントがそのままスライドしたような形で首位をキープした。この週末、GIIIチューリップ賞(3月4日/阪神・芝1600m)から始動する。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「放牧から2月頭に美浦トレセンに帰厩し、順調に乗り込みが続けられています。取材にいったところ、『(ソウルスターリングの馬体を)見たか、すごいだろ!』と藤沢和雄調教師も上機嫌でした。阪神ジュベナイルフィリーズ(2016年12月11日/阪神・芝1600m)の前からそうでしたけど、本当にボンギュッボンという表現が当てはまる、パーツがくっきりした馬体には好感が持てます。まずは、チューリップ賞。ライバルも強いですが、どんな競馬を見せてくれるのか、注目したいと思います」

土屋真光氏(フリーライター)
「層が厚いとされる3歳牝馬路線で3戦3勝。女王にふさわしい存在です。阪神JFでの完璧な内容から、年が明けても簡単にその差を詰められるとは思えません。まして、父も、母も、完成したのはもっと年を重ねてから。この馬についても早熟という心配はなさそうで、まだまだ伸びしろが期待できます。ただ、成長した分、マイル戦での距離適性に疑問が生じます。復帰戦のチューリップ賞で、その辺の見極めが必要でしょう」

本誌競馬班
「阪神JFで完勝した力は本物。弱点が見当たらず、牡馬路線でも通用しそう」

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