桜花賞まで1カ月。3歳牝馬の頂点を争う「最新ランキング」発表 (5ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Miura Koichi

 4位には、重賞で続けて2着と好走したアエロリットが初のランクイン。デビュー以来、4戦4連対という安定感は魅力だ。

市丸氏
「TF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)では、アドマイヤミヤビに次ぐ2位となります。この馬はまだ連を外していませんが、2着が3回。実はかなりソラを使う馬で、勝ち切れないでいるのはそれが影響していると思います。2戦目の500万特別サフラン賞(2016年10月2日/中山・芝1600m)でも、先頭に立ってから気を抜いて、最後の最後で外からハナ差かわされてしまいました。このソラを使う癖さえなければ、相当な器です。クイーンCではレーヌミノルをかわしたあと、外からアドマイヤミヤビが来たおかげで気を抜くことなく、もう1回伸びました。この好走をフロックと考えると、痛い目を見ると思いますよ」

 5位は、ミスエルテ(牝3歳/父フランケル)。朝日杯フューチュリティS(2016年12月18日/阪神・芝1600m)で4着に終わり、人気も評価も急降下しているが、その底力は侮れない。

土屋氏
「同じ父のソウルスターリングと何かと比較され、朝日杯の敗戦によって大きく株を落としてしまいましたが、朝日杯は2戦続けての馬体重減が少なからず影響。この馬本来の状態ではなかったと思います。万全なら、もう少しやれていいはず。直行する桜花賞の際には、できれば少しふっくらした見た目で出てきてほしいところです」

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