打倒ソウルスターリングの一番手。リスグラシューは逆転に「自信あり」 (2ページ目)
しかし、リスグラシューはそこから猛追。先に抜け出したソウルスターリングは捉えられなかったものの、最後まで力強い末脚を見せて、2着に食い込んだ。
勝ち馬は内枠から先行し、最後もインコースを抜けた"理想的なレース"で快勝した。一方で、リスグラシューは最も厳しいレースを強いられた。
そんな敗戦だったからこそ、同馬を管理する矢作芳人厩舎(栗東トレセン/滋賀県)では、"逆転"に自信を見せているようだ。関西競馬専門誌のトラックマンが陣営の様子を伝える。
「阪神JFのレースぶりは、むしろ(リスグラシューの)強さを感じさせる内容で、『勝ち馬との力差はそこまで感じていない』というのが、陣営の感想ですね。もともとスタートに不安のある馬ですが、その点が解消できれば、確実に差は縮まってくるでしょう」
阪神JFのあとは休養に入って、復帰戦はGIIIチューリップ賞(3月4日/阪神・芝1600m)が予定されている。ここで早くもソウルスターリングとぶつかるが、スムーズなレース運びを実現できれば、実際に力差がないことを証明できるかもしれない。
そしてその後は、もちろんGI桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)、さらにGIオークス(5月21日/東京・芝2400m)と、牝馬クラシックが大きな目標となる。
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