良血馬たちを一蹴か。陣営が絶対の自信持つロードクエストの末脚 (3ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 皐月賞の次、日本ダービー(5月29日/東京・芝2400m)については、陣営もまったく心配していません。当初から『距離も、コース形態も、ロードクエストに向いている舞台』と話していたほどで、存分に力を発揮してくれるのではないでしょうか。結果を出せるかどうかは、同世代の強豪馬との力関係だけですね」

 ロードクエストは、年が明けて1月の終わりには厩舎で調教をスタート。大舞台に向けて、順調に準備を進めている。その過程について、再び前出のトラックマンが語る。

「厩舎スタッフによれば、『追い切りをコンスタントにやっても、ロードクエストはまったくへこたれない』とのこと。そういった体の強さも、『この馬の強み』とスタッフはとらえているようです」

 昨夏の新潟2歳Sで、衝撃的なレースを見せたロードクエスト。クラシックでもあの輝きを放ち、ディープ産駒やキンカメ産駒の良血馬たちにひと泡吹かせられるか。まずは、復帰戦となるスプリングSの走りに注目だ。

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