リオンディーズにハートレー...。3歳牡馬戦線は「超」ハイレベル (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 3位に入ったのは、前回1位のスマートオーディン(牡3歳/父ダノンシャンティ)と、前回4位のシルバーステート(牡3歳/父ディープインパクト)。ともに前回のランキングからレースを使っていないため、注目された年末年始の重賞の結果を受けて、順位が上下動した格好だ。が、今回のランキング決定直後、衝撃のニュースが飛び込んできた。なんとシルバーステートが脚部不安を発症。クラシック参戦は絶望的と言えそうだ。

土屋氏

「スマートオーディンは、勝ったGIII東京スポーツ杯2歳S(2015年11月23日/東京・芝1800m)が鮮やかな競馬でした。父のダノンシャンティのポテンシャルに、さらに距離的な奥行きも感じます。リオンディーズと真っ向勝負できる“器”だと思っています」

木南氏

「東スポ杯2歳Sを快勝したスマートオーディン。2戦目の萩S(2015年10月31日/京都・芝1800m)は、直線まともに追えずの2着。粗削りですが、素質は本物です。ダービー2勝トレーナー(松田国英調教師)がクラシックまでどう組み立てていくのか、その手腕に期待しています」

 5位は、前回と同じくロードクエスト。ホープフルSではハートレーに屈したものの、大幅な評価ダウンとはならなかった。

木南氏
「ホープフルSは、後方からの競馬だった分、ハートレーに敗れましたが、内容は濃かったと思います。逆転の可能性は十分に秘めています」

市丸氏
「ホープフルSでは勝ち馬から1馬身半と、決定的な着差をつけられたようにも見えますが、およそ4カ月の休み明けで、初の2000m戦でした。そうした課題があったことを思えば、逆転の機会が訪れてもおかしくありません」

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