【競馬】牝馬最高額のラルク。牧場、厩舎スタッフが早くも絶賛 (2ページ目)
この注目馬を管理するのは、栗東トレセン(滋賀県)の松永幹夫厩舎。同馬に携わるスタッフたちからは、すでにその素質を高く評価する声が挙がっているという。関西競馬専門誌のトラックマンが語る。
「軽めの調教を始めた頃から、『跳びが大きくて、キャンターも素軽い。いかにも良血のディープインパクト産駒』というコメントが聞かれました。性格もすごく素直で、扱いやすいようですね。馬体重は現時点で440kgほどですが、『さらに筋肉がつけば、もっとよくなる』とのこと。差し当たって、心配するようなことはほとんどないようです」
また、デビュー前のラルクを育成したノーザンファーム空港牧場の伊藤賢氏も、春の時点で、同馬への高い期待を口にしていた。
「走りが軽くて、キレそうですね。坂路で少し速めの調教をやっても、すんなり上がってきます。気性面もゆったりしていて、まったく問題ありません。操縦性は高く、ある程度長い距離もこなせそうですね。この馬は相当いいんじゃないでしょうか」
育成、そしてトレセンで関わるスタッフが、ともに好感触を得ている逸材は、10月上旬のゲート試験に合格。デビューへ向けて本格的な調整を進めている。順調なら、11月の京都開催でデビューする見込みだ。
父の産駒らしい軽さとキレを備えるラルク。実戦でどんな走りを見せるのか、良血馬の動向から目が離せない。
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