M・デムーロ騎手が来春のクラシックを夢見る「5頭の2歳馬」 (4ページ目)
ミルコ・デムーロ/1979年1月11日生まれ。イタリア出身。10月10日現在、全国リーディング4位(86勝)。JRA通算440勝。重賞38勝(うちGI12勝)――一方、今後の活躍が期待される2歳馬には、なかなかの素質馬が“お手馬”としてそろっています。これまでに騎乗してきた中で、最も期待しているのは、どの馬ですか。
「阪神の新馬戦(9月20日/芝1800m)を勝った、スマートオーディン(牡2歳/父ダノンシャンティ)は強かったね。阪神は、最後(の直線)に坂があるでしょ。それで、(上がりタイムが)33秒3だからね。2歳馬で、あの時計で走れるのはすごい。びっくりした。いい馬は他にもいるよ。ロスカボス(牡2歳/父キングカメハメハ)、カイザーバル(牝2歳/父エンパイアメーカー)、サプルマインド(牝2歳/父ディープインパクト)、ロードクエスト(牡2歳/父マツリダゴッホ)は、みんなすごく強い。ホント、この5頭はやばいよ」
――ここに挙げていただいた5頭の中から、来春のクラシック馬が出る可能性がありそうですね。
「もちろん、それはあります。1回使って、その経験が生かされそうな馬たちばかりですしね。また、これまでボクが乗ってクラシックを勝ったネオユニヴァースも、ドゥラメンテも、もともとは他の騎手が乗っていた馬だったけど、これからはボクが新馬からずっと乗れるかもしれない。そういう馬たちにいろいろなことを教えて、一緒に来年のクラシックを戦うっていうのは、すごく楽しみ」
――GI戦線を含めて、この秋も大暴れしそうなデムーロ騎手ですが、最後に競馬でいつも心掛けていることを教えてください。
「トライ・マイ・ベスト。いつも、一生懸命ね。ずっと、ずっと、それだけ」
――今回はありがとうございました。ご活躍を期待しています。
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