2015.05.10

【競馬】細江純子が語る「思い出のオークスと今年注目の2頭」

  • スポルティーバ編集部●構成 text by Sportiva
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

月間特集 春競馬、クライマックス(21)

 クラシック戦線(※)は、戦いの舞台を東京競馬場に移し、オークス(5月24日)、ダービー(5月31日)が行なわれる。
 3歳牝馬の頂点を決するオークスはトライアルが先週終了し、残り2週間に迫った。最近は牡馬を凌ぐスーパー牝馬がたびたび登場したりと、ますます注目度が上がっている。そのレースの魅力や特徴、そして記憶に残るレースについて、元ジョッキーで、現在テレビで競馬解説者として活躍中の”ホソジュン”こと、細江純子さんに語ってもらった。
※牝馬戦線=桜花賞(阪神・芝1600m)、オークス(東京・芝2400m)。牡馬戦線=皐月賞(中山・芝2000m)、ダービー(東京・芝2400m)、菊花賞(京都・3000m)

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 オークス(東京・芝2400m)は、3歳牝馬の頂点を決める競走ということもあって、「過酷だなあ」というひと言に尽きます。なんといっても、ほとんどの馬にとって未経験の距離である”2400m”に挑むという点。桜花賞(阪神・芝1600m)から800m、フローラステークス(東京・芝2000m)から400m延びることで、それまでの3歳牝馬が歩んできたところにあるものとは、まったく異なる難しさと直面するからです。

競馬の魅力を熱く語ってくれた細江純子さん

 もともと牡馬に比べて牝馬は性格的にキツくて、ナイーブな面があります。調教やレースの経験を重ねることで、それがより顕著になってくるのがこの時期。考えてみてください。調教では負荷をかけられて、レースでは泥だらけになったり、勝てればいいけど負ければプライドもズタズタなったりと、しんどいことの繰り返しによる過酷さ。多感な乙女たちにとって、そういう過酷な日々を超えた先に、さらに急激な距離延長という壁となってたちはだかるのです。