2014.03.08

【競馬】粒ぞろいの弥生賞。人気の盲点アズマシャトルが面白い

 デビュー戦(2013年9月28日/阪神・芝1800m)では、バンドワゴン(牡3歳)に逃げ切りを許して2着でした。しかし、トゥザワールドのエンジンのかかり具合から推察すると、決して目一杯の競馬をしていなかったと思います。先々のクラシックを意識する馬を、初戦からビッシリと仕上げるわけにはいきませんからね。そういう意味では、悲観する内容ではなかったと思います。

 実際にその後、2戦目で未勝利戦(10月19日/京都・芝1800m)を勝ち上がると、続く500万特別の黄菊賞(11月9日/京都・芝1800m)も快勝しました。このときは、最内でロスのない競馬をしたので、2着に2馬身差をつける圧勝でも、見た目ほど楽な勝ち方ではなかったと思いますが、対戦したメンバーは重賞級でした。それを思えば、トゥザワールドがクラシック候補であることを証明した一戦だったのではないでしょうか。事実、続くオープン特別の若駒S(1月25日/京都・芝2000m)でも、危なげないレースで勝利を飾りましたからね。

 今回は、初の長距離輸送、そして初コースと課題はありますが、ここまでの良血馬らしいレースぶりを見る限り、そうした"壁"も難なくクリアしてくれるでしょう。それだけの"器"だと思います。

 重賞のラジオNIKKEI杯2歳S(12月21日/阪神・芝2000m)を制したワンアンドオンリーも、軽くは扱えない一頭です。

 鞍上は、横山典弘騎手。聞くところによると、ダービーを見据えて、そこまで横山騎手が手綱をとるそうです。前々走でも騎乗して、馬のクセも理解しているでしょうから、頼もしい限りですね。

 なにしろ、ここ最近の横山騎手は絶好調。京都記念(2月16日/京都・芝2200)では、6番人気のデスペラードに騎乗してまんまと逃げ切り勝ち。先日の中山記念(3月2日/中山・芝1800m)では、急遽鞍上を務めることになったジャスタウェイも、見事な手綱さばきで勝利に導きました。弥生賞ではどんな騎乗を見せてくれるのか、とても楽しみです。

 賞金を考えれば、キングズオブザサンも有力視すべきなのでしょうが、この馬に関しては、どうもピンときません。というのも、前走の京成杯(1月19日/中山・芝2000m)2着が、「やっと」という感じがしたからです。8枠16番と大外枠からのレースで、勝ち馬は超大物かもしれないプレイアンドリアル(牡3歳)ということを考えれば、十分に評価できるのですが......。何かしら物足りなさを感じてしまった分、馬券対象に絡むことはあっても、勝ち負けとなると厳しいのではないかと思っています。