【今日は何の日?】岡部幸雄騎手が通算2500勝
史上初のJRA通算2500勝を達成し、祝福を受ける岡部幸雄騎手。【1999年1月24日】
ジョンカラノテガミで打ち立てた金字塔
1967年に中央競馬の騎手としてデビューした岡部幸雄。2年目に関東リーディング6位になって以来、関東のトップジョッキーとして活躍。1984年にはシンボリルドルフで牡馬クラシック三冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)を成し遂げた。
そして1987年、年間138勝を挙げて、初めて全国リーディングジョッキーの座を獲得。その後も毎年コンスタントに勝ち星を重ね、1995年には中央競馬史上最多(当時)の通算2017勝を達成し、それから4年後、通算2500勝という金字塔を打ち立てた。
記念すべきレースは、中山競馬第8レース(ダート・1200m)。1番人気のジョンカラノテガミに騎乗して直線半ばで先頭に立つと、そのままゴール板を通過した。「周囲から『あとひとつ』と言われていたので、早く決めなければいけないな、と思っていた。今日、(2500勝を)達成できて良かったです」と岡部。以降も輝かしい成績を収め、2005年、当時歴代最高の通算2943勝(現在の通算最多勝利記録は武豊の3447勝/2012年1月23日現在)という実績を残して引退した。