岩井明愛、岩井千怜、馬場咲希...米ツアー参戦でさらなる飛躍が期待できるわけ (2ページ目)
米女子ツアーでの大いなる躍進が期待される馬場咲希 photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る馬場咲希(ばば・さき/19歳)
2024シーズン=米女子下部ツアーランキング18位。ツアー未勝利
2022年に全米女子アマを制覇。その勝ち方が余りにも鮮やかだったため、一気に注目を浴びることになりました。そうした周囲の目、多大な期待によって、その後は思うようなプレーができなかったり、結果も出せなかったりして、本人も「苦しいゴルフが続いています」と言っていますよね。
最終予選会でも、最終日に1mくらいの距離で3パットをしているのを見て、今はスコアを作る難しさを感じながらやっているのだろうな、と思いました。それでも、最終日の最終18番ホールで8mくらいのバーディーパットを決めて、今季米ツアーの出場資格を獲得。大きな意味のあるパットを入れたことは、今後につながるという意味でも、とてもよかったと思います。
昨年は米下部ツアーのエプソンツアーに参戦。惜しくもレギュラーツアーへの昇格対象から漏れたものの、こうして最終予選会を突破して初参戦の権利を得たのですから、「苦しいゴルフ」を続けた一年間は無駄ではなかったということでしょう。経験済みのアメリカでの生活や英会話も含めて、馴染んできた頃かと思いますので、活躍が楽しみです。
身長175㎝、手足も長く、日本人離れした身体の持ち主の馬場さんですから、欧米の選手のなかでも体格的に引けを取ることはありません。同じスケール感の海外の選手からさまざまなことを吸収することで、大きな飛躍が期待できると思います。
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