吉田優利、ゴルフに集中するために「ネイルや美容、エステ...そういう時間も大切にしています」 (2ページ目)

  • 柳川悠二●取材・構成 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

――そうした動画を見ていたら、余計に食欲が増大しませんか。

「食べたい時に食べられるように、普段は食事制限をしているという感じですから。ず~っと、食事制限しているわけではないので、問題ありません。食べることによって、血糖値に揺さぶりをかけて、代謝を上げることもできますから。そういうことも、息抜きとして必要かなと思います」

――そういった"食トレ"はいつ頃から実践しているのでしょうか。

「高校生の時に自分に合う食事、合わない食事があることに気づいて、そこから勉強するようになりました。どんな食材を組み合わせたら、栄養吸収の効率が上がるのかとか......もっともっと勉強したいです」

――"勝負メシ"的なものはありますか。

「これというのはないですけど、私にとってハチミツは少ない量でカロリーも摂取できるし、肌の調子もよくなると感じています。体調が悪い時とか、夏場の食べられない時とかでも、効率よく栄養を吸収できるのがハチミツなのかなと。ヨーグルトにハチミツをかけて食べるのが好きです」

――試合翌日の月曜日はオフに充てているのでしょうか。

「普通に朝から練習していますね。オフはあっても半日くらい。基本的に練習とトレーニングをしようとすると、ほぼ一日が埋まってしまいます。私は何もしない完全オフの日はいらないと思うタイプ。そういう時間を今年は作ろうとか、そういうことも考えていません」

――吉田プロは「ゴルフは仕事」と捉えているタイプでしょうか。

「プロゴルファーである以上、ゴルフをする、というのは当たり前のこと。ただ、その他の部分の自分の人生も大切にしたい。練習は効率よくやって、自分の好きなネイルや美容、エステ......そういう自分に費やす時間も同時に大事にしています。ゴルフの時間と自分の時間を大事にすることで、毎日、ゴルフに集中できるし、気持ちもすごくラクに過ごせることができますね」

――このオフに取り組んできたことを教えてください。

「パーオン率を上げるために、ビジネスゾーン(スイング時における腰から腰までの範囲のこと)の再現性を高める練習をしました。特に、アイアンを打ち込むような時間が多かったですね。ミスの幅を減らすのが目的でした。もちろん、ドライバーの飛距離は求めつつ、アイアンの精度を重要視しながら練習してきました」

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る