笹生優花と畑岡奈紗、全米女子OP4日間のコメントでわかるそれぞれの心模様 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

「(勝負を決めるバーディーパットは)入ってくれたらいいなと思って打った。(入った瞬間は)うれしかったです。とにかく、キャディーが私を支えてくれた。『自分を信じよう』『全力を尽くそう』とずっと声をかけてくれた。それが力になりました。この数日間、自分の持てる力はすべて出せたつもり。こうして優勝できたことは本当にうれしい。ただ、このタイトルが余りにも重すぎて、まだうまく言葉にすることができない」(笹生)

 一方、畑岡は2018年の全米女子プロに続いて、手の届くところまできていたメジャータイトルを再びプレーオフで逃した。

「(首位と)6打差あって、攻めていかないといけないと思っていた。途中、ダブルボギーとかもあったけど、最後まで諦めずにプレーできたと思う。『ああしていれば......』というところもあったりして、悔いがないと言ったら嘘になります。負けたのは残念ですけど、(自らは)レベルアップしていると思う」(畑岡)

「黄金世代」「プラチナ世代」「新世紀世代」――。日本女子ツアーは今、数多くの若手選手が躍動している。その勢いは今回、笹生と畑岡によって、世界でも通用することが証明された。それほど遠くない日、複数の日本勢が再びメジャー大会で優勝争いを演じてもおかしくない。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る