【木村和久連載】シーズン到来。コンペやクラブ競技を楽しむためには? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ただ、ドラコンに関しては、マグレでも絶対に届かない領域ってものがあります。だから、飛ばし屋だけは後ろの組に配置しましょう。

 そうやって、いろいろと配慮して組み合わせ表を作り上げると、コンペ当日に「オレ、今日用事があって、早く帰らなければいけないんだ。最初の組に入れて」なんて、飛ばし屋が言ってきたりします。

 これも、コンペの"あるあるネタ"ですね。結果、ドラコンは本人不在の表彰となったりして......。

◆クラブ競技を楽しむ
 憧れのゴルフ倶楽部に入会して「競技生活を始めよう」と思っている方も多いかと存じますが、いざ始めると、いろいろと緊張することが結構あります。

 まず競技は完全ホールアウトなので、通常のオーケーありのゴルフより、全員1打余分に時間がかかると理解してください。そのため、ハーフで3時間ぐらいかかることがざらです。

 実際、自分が在籍していたクラブ競技がそうでした。特に午前中はみんな緊張しているので、丁寧にプレーするから滅茶苦茶進行が遅かったです。

 ですから、競技初心者はそのノロノロペースにイライラしないこと。最初のうちは、そのあたりに気をつけましょうか。

 ハンデキャップについては通常、ラウンドしたスコアカードを6~10枚ほど提出してクラブハンデを取得。それから、競技にエントリーします。

 そのスコアカードの出し方ですが、自分をよく見せたいのか、なぜか成績がいい時のスコアを出したがる人が多いです。「110」も叩いた時なんて、絶対にスコアは提出しない。「あれは、本当の自分ではない」「常に100を切っているのが、本来の自分の姿だ」とね。

 気持ちはわかりますが、せっかく110も叩いたのなら、そのスコアを出せばいいのです。そうすれば、ハンデはたんまりいただけますから、限りなく入賞のチャンスが広がりますよ。

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