【木村和久連載】人間本来の生活リズムこそ、ゴルフを楽しむための秘訣 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 というわけで、早起き派になると、具体的に何がよろしいのか。まとめてみましょう。

(1)朝の行動が素早い
 毎日5時過ぎに起きていると、朝食も早い時間からしっかりと摂れます。ヨーグルトやシリアル類を食べれば、朝のトイレ方面もバッチリ。ゴルフ場でプレー中に便意をもよおして、あたふたすることは皆無です。

 早起きしているから、ゴルフ場での練習もシャキッとできます。時間的な余裕もあって、スコアアップにつながるのは、言うまでもありません。

(2)よく眠れる

 翌日ゴルフだと、前日に興奮して、なかなか眠れないことがよくありますよね。日々夜更かししていて、ただでさえ睡眠不足なのに「あと3時間しか眠れない......」と焦れば焦るほど、余計に眠れなくなります。

 しかし、早寝のルーティーンになっていると、夜になれば勝手に睡魔が襲ってきますから、眠れないことはありません。

(3)ゴルフ後の睡眠
 ゴルフをした日は、疲れて眠れると思うでしょ。でもこれが、不思議となかなか眠れないのです。

 夏場は日焼けして、体が火照って眠れません。さらに、神経が興奮していて眠れないのです。そのうえ、「あの時、OBさえしなかったら、あいつに負けなかった」なんて、余計なことを考え始めると、"ひとり反省会"が延々と続いて、なおさら眠れません。

 けど早寝派は、ラウンド後の興奮によって、多少の障害はあるものの、日々のバイオリズムのほうが強いので、通常どおり眠ることができます。

(4)朝、勝手に目が覚める
 ゴルフの日となれば、当然目覚ましをかけるわけですが、普段から早起きしていると、目覚ましが鳴る30分ぐらい前にはすでに目が覚め、うつらうつらとしています。そうして、「そろそろ目覚ましが鳴るかな」という頃には、しっかりと起きることができます。

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