【木村和久連載】コロナ後と改正健康増進法でゴルフ環境は変わるか (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 あと、「新型コロナウイルスが怖い」と言いながら、いまだタバコなどをガンガン吸われている方がおられますが、このタイミングで、多少本数を減らしてもよろしいかと思います。

 というのも、"コロナショック"でさほど話題になりませんでしたが、4月から「改正健康増進法」が施行されました。これにより、ゴルフ場での屋内の喫煙は全面禁止に。乗用カートでの喫煙も禁止となりました。

 コースでの喫煙は、各スタートホールで、しぶしぶ黙認といった状態でしょうか。もちろん、全面禁煙コースもたくさんありますよ。コース内は屋外ですが、火事の危険性もあるので、なるべくなら喫煙してほしくないのです。

 一方、都会の飲食店はどうでしょうか? 完全分煙の喫煙室が設置されているか、ごく小さな店以外は、基本的に禁煙となっています。

 この煽りを食らったのが、パチンコ屋さんと雀荘です。

 パチンコ屋さんは、一部店舗の"自粛破り"で脚光を浴びましたが、店舗が禁煙となったことで、実際に多くの店が経営的に苦しんでいるようです。タバコが吸えないなら、パチンコ屋に長時間は滞在できない――そういうお客さんが、結構いるんですな。

 雀荘も同様です。タバコを吸いながら麻雀ができない雀荘は意味がない。だったら、自宅で酒とタバコを用意してやる――といった感じなんだとか。あるいは、スマホでひとり麻雀をやるとかね。

 最近、知り合いが経営している雀荘が閉店しました。コロナと禁煙の"ダブルパンチ"を食らったお店は、わりと多いと思いますよ。

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