プラチナ世代の注目ルーキー吉田優利「大事にしているのは頭を使うこと」 (5ページ目)

  • 柳川悠二●取材・構成 text by Yanagawa Yuji
  • 繁昌良司●撮影 photo by Hanjo Ryoji

――ゴルファーとして、ご自身のストロングポイントを教えてください。

「ずっと"粘り"をテーマにしてきました。粘り強く、勝負強いプロになれたらいいな、と思うんですけど。ショットでは苦手なクラブがない、というのは自分の強みかなと思います......得意と言えるようなクラブも、とくにないんですけど(笑)。

 オールマイティなプレイヤーとして、すべてをレベルアップして、活躍したいですね。

 ショットに加えて、私が大事にしているのは、しっかり頭を使って、誰よりも効率的なコースマネジメントをする、ということ。レベルの高い実力があるプロがたくさんいるなかで、(自分が)"知識"で違いを出せたら、(他のプロとの差を)一日に"0.5打"でも縮められると思うんです。

 私はナショナルチーム時代に、海外(での試合)をたくさん経験させていただきましたし、ナショナルチームのコーチからも、『試合に臨む準備と、コースマネジメント』というテーマについて、ものすごく言われてきました。それは、これからプロのトーナメントに臨むうえでも大切にしていきたいです」

(つづく)

吉田優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ。千葉県出身。身長158cm。血液型O型。2018年に日本ジュニアと日本女子アマを制して脚光を浴びる。ナショナルチームでも活躍し、各大会で好成績を残してきた。昨年、プロテストに合格し、QTでも20位という成績を残して、今季からツアー本格参戦を果たす。

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