2020.02.19

復調へのきっかけをつかんだ松山英樹。
2年半ぶりの優勝が見えてきた

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

「(先週の試合を休んで)いい感じにきている。ズレていたものがきっちり直ったわけではないし、違和感はあるけれど、全体的にいい方向に向かい始めているので、この状態で試合をやってどうなるのか、すごく期待感がある。『楽しみだな』と思っています」

 ジェネシス招待(2月13日~16日/カリフォルニア州)に臨んだ松山英樹は、試合を前にしてそう語ると、実際に安定したショットを披露。4日間通算8アンダー、5位タイで終え、今季3度目のトップ10フィニッシュを決めた。

ジェネシス招待を5位タイで終えた松山英樹 ただ、予選ラウンドは苦しい戦いだった。初日は、なかなかパットが決まらないうえ、14番(パー3)のティーショットの際には、隣ホールから音が聞こえてミスショットを放つ不運もあって、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの「71」。首位と7打差のイーブンパーで、42位タイ発進となった。

「いいところも何カ所かあって、"悪いゴルフ"という雰囲気ではなかった。パットは入らなかったけど、後半にかけて、いいショットも出てきていたと思う。(手応えは)悪くなかった。(14番のティーショットについては)音は気になったけど、それに惑わされているようではいけないと思う」

 2日目も、グリーン上で苦しんだ。バーディーチャンスをことごとく逃し、短いパーパットも外すなどして、1イーグル、2バーディー、5ボギーの「72」。通算1オーバー、トップと10打差の57位タイへと後退した。

 それでも、最終18番でバーディーを決めて、ギリギリで予選を通過。松山はホッとした表情を見せた。