【木村和久連載】ゴルフを盛り上げるスパイス。最近のプレーヤーは? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 けど、今の街づくりゲームは、災害がない。無課金で少しずつ街がでかくなるだけ。それが「楽しい!」と言われてしまうと、何が楽しいのやら、なんですが......。

 確かに、ジグソーパズルだって、数独だって、欠けた部分を貼ったり、計算して数を埋めたりしていくだけでしょ、と言われてしまえば、それまでです。要するに、クロスワードパズル的なゲームに、日常の楽しさを見出す人がたくさんいるということ。

 結局、花壇に草木をやって、草木の成長を楽しむ。それだけでいい、という人が現代社会には多いんですね。

 だったら、ゴルフは贅沢なハイキング扱いでいいのかも。これが、ゴルフを30年やってきてわかったことかもしれません。

 だから、叩いたら、途中でスコアカードを破って、散歩にしちゃえばいいんです。ビギナーはニギらず、スコアもつけない。そこから、始めてもいいのかもしれませんね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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