松山英樹、第5のメジャーで8位。マスターズでも「チャンスはある」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 今日はショートパットのミスがなかったので、そこがスコアに直結した感じ。ティーショットもそんなに荒れなかった。スイングも小細工しながらうまくまとめられて、いいプレーができたと思う。これぐらいを、最低レベルにしていきたい」

 メジャーに続くビッグトーナメントでトップ10フィニッシュを果たした松山。およそ1カ月後に迫った今季メジャー第1弾のマスターズ(4月11日~14日/ジョージア州)に向けて、いい流れにあるのではないだろうか。

「まだ、そこまで頭が回っていないですけど、成績だけ見れば、いい形で迎えられると思うので、がんばりたい。昨年は(マスターズを前にして)ぜんぜん調子がよくなかったので、そういう意味では(今年は)やっていることが結果に表れ始めているので、そこはいいかな、と思う。自分の好調の波が(マスターズで)くれば、チャンスはあると思うので、それを目指したい。

(世界ランキング4位で迎えた2017年の頃に近い状態か?)そこと比べてはいけないけど、(今の)成績や結果だけをみれば、それに近いものはあるかもしれない。でも、もっともっと(当時よりも)内容は上を目指しているので、そういう意味では(今の自分は)まだまだだと思う」

 このあと、松山はWGC デルテクノロジーズ・マッチプレー(3月27日~31日/テキサス州)に出場して、マスターズに向かう。「いい状態を作って、しっかり調整していきたいと思う」と言う彼にも、メジャー制覇のチャンスは間違いなくある。

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