2019.01.10

【木村和久連載】今どき「ハマトラ」?
ここが変だよゴルフウェア

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 店舗で販売しているパンツは、ウエスト92cmぐらいまでですが、ネットショップだとウエスト1m超えも購入可能。実にうれしいじゃないですか。『ユニクロ』が流行る理由、わかるわぁ~。

『ユニクロ』のポロシャツは、以前はペナペナで、ゴルフに着ていくのは「ちょっと......」という感じでしたが、今や質感が向上。デザインも一新されて、すごくいいです。

 冷静に考えますと、お洒落な細身ブランドを買う層は、そんなにゴルフ場にいないじゃないですか。じゃあ、どこで売れているのか? それは、単なるファッションとして、街で着ているのです。いわゆる"街着"ですな。

 ここで、タウン着とスポーツウェアの微妙な関係を考察してみたいと思います。

 ファッションというのは、さまざまなジャンルからエッセンスを抽出し、お互い影響を受けます。

 たとえば、ゴルフ場でかぶる帽子。一時、帽子のツバの部分をボロボロにさせるのが流行りました。

 わざと穴の空いたジーンズを穿く、それに似た使用感を演出するのです。3年ぐらい使い込んで、擦り減り感があるのがお洒落、そう言いたいのです。そして、そのツバがよれよれの帽子を、人気の若手プロゴルファーが着用して「カッコいい~」となりました。

 すると、その姿を見た重鎮のプロゴルファーが、「あんな、よれよれの帽子をかぶって......。帽子を買う金がないのか? プロなんだから、新しい帽子を買いなさい」って、ほんとギャグみたいな発言をしていました。

 同様に、最近の若手プロゴルファーは、ジーンズのようなパンツを穿いて試合に出場しています。「これ、まんまジーパンだろ?」「規則とか、マナーに触れないのか?」と、多くのアマチュアゴルファーからも問題視する声が聞こえてきそうです。