ウッズの躍進は来年も止まらない。メジャー勝利へ好条件は整っている (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 さらに、7月の全英オープンで6位となると、世界ランキングはついに50位以内へ。目標としていたWGCの出場権を得て、8月のWGCブリヂストン招待に出場した。

 以降も奮闘を続けたウッズ。全米プロ選手権では、最後まで優勝争いを演じて2位でフィニッシュ。プレーオフ4戦もすべての試合に出場し、最終戦のツアー選手権でツアー5年ぶり、通算80勝目を挙げた。

 その結果、世界ランキングは13位に。わずか9カ月で、1186位もランクアップしたのだ。

 ヒーロー・ワールドチャレンジを終えたウッズは、すぐさまオーストラリアへと飛んだ。これは、2年に1度開催される米国選抜と世界選抜によるチーム対抗戦、プレジデンツカップ(2019年12月12日~15日/メルボルン)のプローモーションのため。ウッズは米国選抜のキャプテンを務めることになっている。

 久々の長距離移動ゆえ、腰への負担が心配されるが、週末にはフロリダの自宅に戻って、その後はオフに入るという。

「今年は出場試合数に対して、体力的な準備ができていなかった。来年は試合数の調整が必要だし、(その試合数をきちんとこなすためにも)しっかりとトレーニングをしなければならない」

 そう語るウッズ。12月30日には、43歳の誕生日を迎える。オフには、まずはゆっくりと体を休めることを優先するだろう。

 それでも、しばらくして来季に向けて始動。精力的にトレーニングをこなしていくに違いない。また、このオフの間には、クラブの変更も予定しているそうだ。

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