2018.07.07

【木村和久連載】「片山騒動」で
注目集まる、プロアマ攻防戦100年史

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 それをゴルフ界に置き換えますと、”うまい人が絶対”の世界なのです。

 アマチュアはハンデ、プロは優勝回数や生涯獲得賞金でランクが決まります。

 我々アマチュアは知らない人とラウンドするとき、必ず「その人のハンデ、いくつなの?」って聞いたりしますよね。最初から、腕前でヒエラルキーを形成してしまっているわけです。

 だから、プロは弱いアマチュアに対して、威張って、ふんぞり返るんですね。そして、プロは”戦うソルジャー”ですから、アマチュアには容赦しません。

 無論、我々はプロに対して”リスペクト”をしなければいけません。けど、実力で世界に通用する日本人プロなんて、今でいえば松山英樹選手のみでしょ。他のプロは、実力だけ見れば、まったくリスペクトする気になれないんですよね。サッカーや野球の選手は、みんな世界レベルで戦っているだけになおさらです。

 にもかかわらず、ゴルフの男子プロって、強くもないくせに愛想が悪い。それじゃあ、なおさらリスペクトできないし、誰もそんな弱い面々が集まった試合を見ようとは思わないでしょ。それが、今ある現実です。

アマチュアはプロをリスペクトし、プロもアマチュアやファンを大事にすべきだと思いますけどね... この”うまい人は威張る”説は、アマの世界にもあります。トップアマは日本の男子プロと似た対応を取る人が多いです。あの、周囲を見下した視線は、もう耐えられないです。

 そんなにゴルフがうまいことが自慢ですかって。人をハンデでしか見ない風潮もどうかと思います。