【木村和久連載】朝ドラ好きゴルファーよ、『半分、青い。』を攻略せよ (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 これを若者がやるなら、まだ笑って過ごせますが、でっぷり太って、顔も褐色がかっていて、すでに黄疸(おうだん)なのか? という"茶の時代"のオッさんがやったら、目も当てられません。ほんと、そんな青臭い行動しちゃ、ダメですよ。

 では、具体的に"青いゴルフ"を解消するには、どうしたらいいのか?

 答えは、次です。

(2)半分だけゴルフ
 青臭いゴルフを自動的に解消してくれるのが、クラブの本数を半分ぐらいにしてゴルフをすることです。7本が理想ですが、9本でも、10本でも構いません。

 以前、このコラムでも触れたことがありますが、クラブの本数が少ないと、1本のクラブに対する仕事の比重が増えます。1本で2本分の仕事をする感じでしょうか。つまり、どこぞの"毛髪増毛法"みたいなやり方で、実力を伸ばすのです......って、ほんまかいな。

 普段はしないクラブでのショット、例えば残り100ヤードを8番アイアンで打つとか、ドライバーで刻むとか、ね。多彩なショットにより、自動的に学習できます。

 また、プレー時間も半分ぐらいの意識でやるのも大事かな、と。これは、考えることより、直感を研ぎ澄ませたいからです。

 クラブ選択で悩んだときは、よく「最初に選んだクラブが正解」と言うでしょ。パッティングのライン読みも、最初の直感が結構当たっているのです。

 これは、決して「雑にやれ」と言っているわけではありません。時間を半分ぐらいにしたほうが、"勘"を養えるということです。

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