悲運のマスターズから半月あまり。「傷心」のスピースは今...... (2ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Reiko Takekawa
  • photo by rickiefowler/Instagram

 彼らは、カリブ海のバハマにある超プライベートリゾートの『ベーカーズベイ』で、釣りやクルージング、ゲームなどに興じて、束の間のオフを満喫していたようだ。特に水着姿でゴルフを楽しんでいる様子は印象的だった。こんな彼らの姿を見ると、本当に20代のよき青年たちだとしみじみ感じる。

 PGAツアーを存分に戦う中で感じるプレッシャーや緊張は相当なものだろう。こうして大いに遊んで、そうした重圧から解放され、リフレッシュすることはとてもいいことだ。「負けたあとに遊ぶなんて」と苦言を呈すような人もいるかもしれないが、"オン"と"オフ"の切り替えは、スポーツ選手とって非常に大事なことだ。

 ちなみに今回のバケーションは、スピースや各々の選手の"傷心旅行"ではなく、マスターズの前から企画されていたことだった。実は、ロリー・マキロイ(26歳/北アイルランド)もファウラーから誘われていたそうだが、同じ時期にフィアンセと、同じくカリブ海のバルバドスでバケーションを過ごすことが決まっていた。それで、今回はパスしたという。ところが、あまりにも楽しそうな4人の写真を見て「やっぱり行けばよかった!」と、マキロイは自身のSNSアカウントにそうつぶやいていた。

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